5月8日(日)に放送された「ゆとりですがなにか」の第四話の感想です。
悦子編・山岸編が終わりかな??
この二人には、毎回ムカつかされましたが、今回でキレイに収束した感じです。
「超地雷女・悦子先生」
本当に悦子、ムカつくなあ~~。地雷女にもほどがある。
自分がやまじだったら、好きになったことが黒歴史になるレベルだな。
若くてかわいいと、許されるんですかね??
自分から告白しておいて、これか。
それで彼氏があれか。
パートナーにどういう人を選ぶかで、その人の人間性がはかれる部分がありますが…あんな社会常識のない、プライバシーを侵害しまくる気持ち悪い男を選ぶ時点で、この女はやばいって気づこうよ、やまじ。
それにしても、教頭先生が恰好よかった。
本当に、その通り。
浮気されたのはお気の毒だが、そのことがお前が学校に不法侵入して他人の職務を妨害していることと何の関係があるんだ???
第一、やまじはお前の存在なんて知らず、地雷女の爆風にただ巻き込まれただけだし。
もっと、ちゃんと謝れよ。未成年だからって、甘えてんじゃねえ。
「まりぶはやっぱり恰好いい」
「就活しなきゃ就職できない、その程度の大学ってことでしょ?」
「ガールズバーで、おっぱいは出さない」
「この人には、この人の間っていうものがあるんだよ」
まりぶ語録が作れますね。
山岸を蹴っ飛ばしたとき、すごいスカッとしました。
「あかねちゃんとまーちん」
あかねちゃんは、本当にいい女だなあ。
でも、女性としてはモテないかもしれない……。
女性としては、悦子先生みたいなほうがずっとモテると思います、残念なことに。(のちのち黒歴史認定されるかもしれないが。)
「プライベートと仕事はきっちり分けたい」「弱みになるから」というのは正論だし、気持ちはよくわかりますが、残念ながら、まったく可愛くない。
あかねちゃんとやまじって、本当に自然というか空気感があっている気がします。
「ないない」ってお互いに言っていますが、何十年も連れ添った夫婦みたいというか、戦友みたいな感じです。あんな息のあったところ見せられたら、正和だって嫉妬しますよ。
嫉妬のしかたが、すごく可愛くて面白かったです。
「あかねちゃんはともかく、お前はそれは失礼だろ!!」
いや、それはやまじに失礼だから(*'▽')
「「ゆとりですがなにか」を見ていると」
「人間の駄目なところ、弱いところや嫌なところ」に対するクドカンの優しさを感じます。
自分はずっと、悦子先生や山岸にムカついていました。
悦子先生の異性関係でのずるさや、山岸の人の気持ちを考えられない生意気な態度、いくら他に美点があったり、多少反省してしおらしくなったって、許されるべきものではないだろう。
自分は、そう思う人間です。
でも、クドカンは、そういう嫌なところ、弱いところ、駄目でだっさいところ、下品なところ、ぜんぶあってその人だよね。
そう自然に思っている人のような気がします。
自分が正和だったら山岸を、やまじだったら悦子先生と彼氏を、許しません。
決定的な鉄槌が下されるのを、望むと思います。
悦子先生や彼氏、山岸が決定的に痛い目をみて改心するというシナリオではなく、日常のさりげない積み重ねの中で、その気持ちが少しずつ変化していく様子を描くクドカンは、すごく優しい人なんだろうなあと思います。
正和もやまじも「そんな損していていいの?」と思いますが、この二人は、損とか得とか考えてもいないんだろうなと思います。
今の世の中にもいるだろう正和、やまじ、まりぶみたいな人に、幸せになって欲しい、このドラマを見ていると心の底からそう思います。
最後、予測変換で落としたのはすごい。
「そうきたかあ」って感じです。